PT中華街 その3

2003年5月10日
 朝飯食っていざ出発。

● 今日のプロツアー

 プロツアー横浜後半戦、今日の自分の仕事はデッキチェック班。ここ2日立ちっぱなしで踵に来ていたので、合法的に座れるデッキチェック班はかなりラッキー。のはずが、同じチームにもう一人日本人ジャッジがいたため、急遽スリップ配布班に変更されることに。あうー(--;)
 この日は残ってる人数も84名と少なく、おまけに2日目に残ってる面子は、ほとんどが所謂「わかってる」プレイヤーなわけで、ほとんど問題なく進行する。その中を色々とルーリングをしたり通訳をしたりと奔走しながら、時には「ちょっとジャッジが厳しすぎる」とヘッドジャッジに突っ込まれたりとかしながら努力と根性。
 そんな中のシーンをぼちぼち。
・昨日に引き続き、今日もデッキ内5枚カードが炸裂する。プレイヤーは天下のアレックス・シュバルツマンで、カードは何と《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid》。痛そー(^^;) でもさすがに2マナ3/3は冗談にならないようで、実に気分のいいビートダウンをかましていた模様。
・そのアレックスやマイキーに「自分はファンタジーポイント突っ込んでるけんがんばってね」と言うと妙に喜ぶ。やっぱそんなもんなんかねー(^^ )
・かのゲイリー・ワイズと当たった某日本人。ジェスチャーに関する文化の違いから突っ込みを受け、守れるはずのクリーチャーを守り損ねてしまう。ところが、この時日本人が議論をせずあっさり引いてしまったのを見て、ゲイリーが自分を通訳に呼ぶ。彼曰く「オレたちはみんな苦労してここに来てるんだから、ああいう時は議論しなくちゃいけない。確かに正直であることは素晴らしいことだが、ここは戦いの場なんだ」とのこと。彼はプロフェッショナリズムの塊だからなー。
・この日最大の謎プレイ。あるプレイヤーが出していたクリーチャーに、対戦相手が《うつろう爆発/Erratic Explosion》を叩き込み、無事殺すことに成功。ここまではいい。ところがそのクリーチャーを殺されたほうのプレイヤー、何を思ったか死んだクリーチャーをライブラリーの一番下に入れてしまう(^^;) いや気持ちはわからんでもないが、さすがにみんな頭疲れてんだなーと。
・ところで、Bob Maherは“ボブ・マーハー”が正しいとのこと(本人談)。HJはそこんとこよろしく。
・そして何より、2人の日本人はおめでとうさんです。これで完全に世界に追いついたと思っていいのかしらんね。

● 今日のデブリーフィング

 仕事が終わった後は、ジャッジ連はデブリーフィング(イベント後の打ち合わせ)。色々と当日あった問題やなんやを報告しあって、これが実は毎度20分ぐらい続く。そしてその中で、今回決勝に日本人が2名残ったことで、自分が通訳として指名される。本来指名に対しては“Yes”一言ですむところを、思わず“Thank you !”と答えてしまったり。自分にとってPT最終日は憧れなのよ。これでまた野望に一歩近づいたって感じですかね(大仰)。
 その後、ジャッジのサインを集めたいとおっしゃる某日本人ジャッジを全員に紹介して、この日は解散。明日は7時45分集合とのこと。やるぞー!

● 今日の晩飯

 イベント終了後は、ドラフトにも出ずに晩飯へ。ヴェネチアで仲良くなったイタリア人のジャッジと焼肉屋へ突入。このジャッジ、おそらく他のジャッジがやったことのない記録をこの横浜でマークしたと思われる。なんせ、この人金曜日は本戦のプレイヤーで、土曜日には本戦のジャッジをしてたってんだから(^^;)
 初めてトライする焼肉に悪戦苦闘し、噛み切れないホルモンに目を白黒させつつ、料理は実に楽しんでいただけた模様。
 その後部屋へ戻り、スーパーサッカーでも見てビール飲んでから寝ようと思ったら、ついうっかりそのままばったり。疲れてたんだなー。

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