結局鋳掛け屋ばっかりなんだけどね。

● 今日のお仕事

 朝の8時に会場入りし、日本人プレイヤー各位の接待。朝に再びマーローからの説明があり、この日トップ8のフランス人が一人来ないこと(サイドボード参照)、マイクがつくので発言には注意すること(「両親が聞いても問題ないように」(^^;))、全員に昼食が出ることなどが説明される。
 9時過ぎからいよいよ準々決勝がスタートし、自分は横須賀-ナッシフ戦のテーブルジャッジに。ちょっとナッシフが回りすぎたようで、横須賀さんは無念。《嘘か真か/Fact or Fiction》でめくれたカードのごっつぶりに、ナッシフがいい表情をしてたところまでは良かったんだけどなー。

● 今日の昼食

 当初は準決勝まで進めて昼食のはずが、ホー-大磯戦がやたら長引いたため、準々決勝が終わった段階でトップ8昼食会。も、誰も横須賀さんに場所を教えていなかったために、自分が改めて呼びにいく羽目に。
 さらに悪かったのが、この日のランチのしょぼさ。特にメインディッシュのガンボ(南部風よくわからない物のよくわからない風煮込み)が、最後のほうではすっかり売り切れ状態で追加もなく、遅れていった横須賀さんと自分にはさっぱり当たらなかったことがもーなんとも。悔しいんでスプーンでこそげて食っちまったい。
 期待させといて申し訳ないねー>横須賀さん。

● 今日の大チョンボ

 さて、日本語版サイドボードにも載ってましたんで、ご存知の方も多いでしょうが、一応責任者としてきちんと報告を。
 準決勝、ナッシフ-大磯戦の4戦目。自分がテーブルでスコアをつけつつゲームを進めていると、途中でヘッドジャッジが寄ってきて耳打ち。「コスト不足があったみたいだぞ。注意して見ておけ。」 もうその場で愕然。あまりの愕然さに、途中でナッシフが《からみつく鉄線/Tangle Wire》でタップした土地をマナが出たもんだと勘違いしてライフをつけ間違いそうになる始末。その後、日本人観客やサイドボードの森さんにも確認するも間違いなし。テーブルに着いたいて両プレイヤー、ジャッジである自分、後見でテレビとの通信をやってたジェフ・カニンガム、周りにいたライター3人の誰もが気づかなかったのである。このテーブル、勝つと負けるで$7,000違う肝心なテーブルで、それを任される栄誉を受けたというのに、何と言う体たらく。
 自分が責められるのはいい。それは自分の評判が落ちるだけだから。でも、これのせいで日本人が結託してると思われたら、自分一人で日本のプレイヤー全員の評価を落としたことになってしまう。もう情けなさと悔しさで頭の中ぐるんぐるん。だから大磯さんが負けた時は、残念半分、ほっとした半分というのが正直な気持ち。
 さすがに凹んで控え室に戻り、「もう静岡行きたくないよぉ」と愚痴ると、奥からこの日はプレスのローリーさんが「でもアムステルダムも行くんでしょ。その分がんばってくんなきゃ」と一言。全くおっしゃるとおりです。ヘッドジャッジもポール・バークレー氏も「ミスは誰でもあることだ。気にするな」とは言ってくれるものの、なかなか簡単には立ち直れず。
 会場を出てとぼとぼ歩いてるとそこにロンさんがいて、落ち込んでる自分にコーヒーをご馳走してくれる。悔しいがコーヒーはスタバなんで美味い。ロンさん曰く「あのポール・バークレーだって、トップ8のテーブルで寝てたことがあるんだぜ」 お手数かけてすんませんです>各位。

● 今日の打ち上げ

 イベントも終わりホテルに引き揚げ、ジャッジとスタッフで打ち上げのディナー。フレンチ・スクエアまでみんなで歩き、ちょっと高級風のレストランに突入。自分は大盛りのケイジャン・マティーニ(ハラペーニョ風味のマティーニ)に、羊のソーセージにソフトクラブシェルの詰め物煮込みでお腹一杯。問題は、途中のパンに至るまで、何から何まで辛いことか(-o-;) せっかくの蟹もやや残す。
 ところで、自分は趣味で、各国語のある文章を集めてるんだけど、各国からジャッジが集まるプロツアーはこの文章の収集場所には最適。で、酔っ払った頭で紙とペンを持って回り、各位から文章と発音を教えてもらう。とりあえずだいぶ文章もたまってきたので仮オープン。こちらへどーぞ→http://www005.upp.so-net.ne.jp/logicwolf/cannotspeak.html
 そこ、くだらないとか言わない(^^;)

● 今日の禁止カード

 その打ち上げの中で、ポール・バークレー氏と隣のジャッジの会話。
ポ「帰ったら禁止カードの打ち合わせだね」
某「今回は3枚? 10枚?」
ポ「(苦笑)10枚ってことは無いね」
み「日本じゃ12月にファイナルズなんですよ。禁止の時期早まりません?」
ポ「いやー、そりゃ無理」
 まー具体的なカード名は出なかったけど、そういうことみたいっす。

● 今日の歌舞伎町(偽)

 食事の後は一応解散なんだけど、呑み足りないっぽいスタッフの面々が固まってバーボン・ストリートへ。自分も何が始まるのかさっぱりわからないままついていく。
 で、このバーボン・ストリート。行ったことのある人はわかるかもしれないけど、もーなんちゅーか、とにかく下品。歌舞伎町をさらに下品にしてみもふたもなくした感じ(何)。なにせ土産物屋には“Fuck”を連発したお土産のTシャツは並ぶ、店の先には女性風の半裸の男性が客寄せをする、店の2回から微妙な恰好をしたねーちゃんがビーズのネックレスを店先に群がる男連中に投げる、さらには男性が投げるビーズをもらうために、道を行く一般のねーちゃんがシャツをまくって乳を見せるともーハチャメチャ。そんな道を練り歩きつつ、ハンドグレネードなる緑色の巨大でやたら甘いカクテルを飲み歩きつつ、あちらこちらをひやかしまくり。なんかプロプレイヤーにもやたら出会う(^^;)
 そして最後に一行が向かった先が、“Hustler”なる、えーとそのー、なんつーか、そういうバー(--;) 入り口で入場料に$5を払い、中に入ってバドワイザーのボトル($7)など頼んで店内を見ると、店の真ん中にはあられもないステージのあられもない柱につかまってあられもなくくねるねーちゃん(--;) 一応最後の1枚は取らないんだけどね。
 自分が所在無く困っている脇で、ジャッジ連はステージのねーちゃんにチップを渡し、身もふたも無いサービス(どアップとかその程度だけど)など受けている。曰く「渡したチップでどんなことが起きるか楽しむゲーム」だとか。自分は脇から眺めていたものの、やっぱり付いていけなくなっちゃってお先に退散。申し訳ないっす。
 ホテルに着いたらそのままバッタリ。

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